人材派遣サービスや転職サービスなどを展開するパーソルグループ。非常に多くの個人情報を扱うため、情報漏洩などを防ぐにはセキュリティ対策を万全にする必要があります。私の役割は、パーソルグループの社員の方々が安心してはたらけるように情報を守ること。パーソルグループにおけるサイバーセキュリティ運用業務を担当しています。
ウィルス感染の防止や安全な通信を実現するためには、様々なセキュリティ機器やソフトが必要となります。システム担当者がソフトの設計やインストールを実施できるよう連携し、不具合があった場合はサポートを実施。機器やソフトウェアの導入後は新規ユーザーにアクセス権限を付与するなど、要望に応じた設定変更やセキュリティに関する問い合わせ対応が日々の業務となります。
また、セキュリティ機器が検出したインシデント(脅威の可能性)が発生した際、攻撃内容の調査と各部署への連携など一次対応も重要な業務です。迅速な対応をとらなければ、被害が広がる可能性もあります。そのため脅威を検知した場合、スムーズに連携が取れるようチームで体制を整えています。

入社後2年目で新入社員の教育担当になったのですが、自分が教える側になれるとは入社時には思いもしませんでした。出身学部は文系の経営学部。入社1年目は、セキュリティだけでなくIT関連の知識もほぼない状態からのスタート。「IDS？」「ワフ？」と当時はミーティングで飛び出す単語の意味がわからず、あとで調べるのですが説明文に登場する専門用語もまたわからないという状態でした。
そのため新人時代に力を入れたのは、自学習です。パーソルプロセス＆テクノロジーの魅力のひとつに、研修や資格取得の支援など教育体制が充実していることがあります。サイバーセキュリティの専門家の教育プログラム「CySec」を受講する、情報セキュリティマネジメントの資格を取得するなど、活用できる制度は最大限利用していました。また、SNSでセキュリティ情報を発信するアカウントをフォローするなどして知識を蓄えていきました。
「文系でも活躍できる」。まったくわからない状態から始めたからこそかもしれませんが、
自身の成長を実感できる、充実した日々を過ごすことができています。

自学習や研修制度の活用は成長の糧となりましたが、ここまでやってこられたのはチームメンバーの存在が何より大きいです。みなさん、本当に優しい方ばかりです。毎朝定例ミーティングをしており、話しやすい雰囲気をつくってくれるので気軽に相談できますし、業務中に不明点があっても質問すれば先輩は丁寧に教えてくださいます。
また、上司とは定期的に1on1ミーティングを実施しており、私の強みや弱みを把握してくれたうえで新しい業務の提案をしてくれるので、大きな安心感につながっています。
なによりメンバー全員が勉強熱心です。その姿を見て刺激をもらっています。もっと成長したいと思う一方、明確なキャリアプランは未定です。マネジメントには興味がありますが、今はまだもっと知識を得て活躍できるようになりたいという思いが強いです。このような恵まれた環境下でさまざまな経験を積んで、どんどん吸収して成長して、お客様だけでなく、メンバーからも頼られるようなプロフェッショナルになりたいです。