Eguchi Haruka
「VBAとRPAによる開発」
で変える“シゴト”。
業務の生産性を向上させ、本業に集中できる社会を創る。
江口 遥
企業の業務プロセスの最適化に加え、ツール導入による効率化・生産性向上を実現するプロジェクトに参加。得た経験を、講師として伝えるキャリアへ。
ツール導入によって生産性を劇的に向上させる。
入社後は、現場で大手キャリアの法人向けモバイル端末の契約やレンタル、故障対応に関するツールやシステムの保守・開発業務に携わっていました。メイン業務はエラーが起こってしまった場合の原因調査や、業務の生産性向上を目的にした機能追加です。お客さまはExcelを使い顧客情報等を手入力していたのですが、情報が膨大になるほど作業に時間がかかり、ミスも発生します。そのためExcelVBAやAccessVBAというプログラミング言語を使って自動化するツールをイチから開発していました。
現場で2年半ほど経験を積んだあと2020年10月に異動。今は社内向けのデジタル研修の講師を担っています。業務プロセスデザインの最適化から一歩踏み出し、1人でも多くの社員が自動化という技術を使いこなせるようになることで、生産性向上できるよう支援するミッションです。
また、RPA(Robotic Process Automation)という定型業務の代行・自動化するソフトウェア型のロボットの開発に携わっています。UiPathというRPAツールの知識を蓄え、他のプロジェクトでRPAを導入したいというニーズが発生したときに、サポートしています。
現場で得た経験と知識を会社に返す。
大手キャリアのプロジェクトでは、これまで1時間ほどかかっていた業務を、開発したツールによって2〜3分で業務が完了できるようにしたり、既存ツールの処理速度を上げる改修によってさらに生産性を上げたりときは、お客さまにはとても喜んでいただきました。また、一部の機能開発とはいえ、開発の上流から下流まですべて任せていただいたので、モノづくりとしてのやりがいもありました。
業務内容はガラリと変わり、今は研修講師とRPAの開発に携わっていますが、これまでに学んだことが活きています。講師業では「参考になった」で終わりではなく、自分の業務の生産性向上にしっかりとつなげてほしいと思っています。そのため、自分が現場で得た経験を踏まえ「使える技術」をどう伝えればいいか、試行錯誤する面白さがあります。
ツール開発では、要件定義をしてコードを書いて…という流れでしたが、RPAでは業務フロー図を設計するなど、開発といってもやり方が全く異なります。常に新しいことを学び続けたいこともあり、気づきの連続で日々が充実しています。
生産性を向上できる業務が、世の中にあふれている。
私の父は自営業をしていて、本業以外の業務に追われる姿をずっと見ていました。「やりたいことにもっと時間をかけたい」という方のチカラになりたい。これが、パーソルプロセス&テクノロジーに入社を決めた理由です。
社会人となって驚いたのは、私が学生時代にイメージしていた以上に、世の中には、アナログな業務がまだまだたくさんあることでした。スマートフォンやAIが登場しているにも関わらず、技術や知識、資金などの問題で導入に踏み切れない企業が数多くあるのです。
大規模システムでは数千万・数億円という予算が必要ですが、私が学んだExcelVBAやAccessVBAであれば、コストもそれほどかからず導入しやすいはずです。RPAだって、今後は中小企業向けの様々なサービスが登場します。「この業務が自動化できるようになれば、もっと本業に集中できるのに」という企業に対して、少しでも改善できるよう貢献していきたいですね。そうして知識や技術を今以上に身につけることで、生産性の高い環境づくりだけじゃなく、学んだことを人に伝えていく講師業にもつなげていきたいです。
MY ONE WEEK
私の1週間
プライベート
写真は、着物でイタリア観光したときの思い出です。着物で出掛けるが好きで、以前は京都の町も歩きました。少しずつ集めて今では、10着ほどに。洋装ミックスを楽しんだりしています。