私は学生時代から「はたらく」ことにとても興味があり、その仕組みを理解したい、納得いく形で働きたいと考えていました。パーソルプロセス＆テクノロジーは社会全体の仕事の仕組みについて考えている面白い企業というイメージがあり、選考の中で聞いた社員同士の表彰制度、社員の満足度評価なども興味を持ちました。
新卒1年目からエネルギー領域のプロジェクトに配属。実は、この領域について何の知識もない新卒社員が配属されるのは初めてという年。もともといるプロジェクトメンバー皆さんは中途入社の方ばかりで、この領域の知見のある方ばかりでした。新人向けのマニュアルや育成フローがなかったため、一緒に配属された同期と二人で中途採用社員向けのマニュアルを見ながら先輩に質問したり、先輩のお客様との接し方や仕事との向き合い方を見て聞いて学びながら、必死に業務を吸収しました。
3年目には25名のメンバーを率いるリーダーとなり、現在は国の施策を推進するエネルギー関連の補助金事業において、事業そのものを企画・推進していく「事務局」という機能の一部を担っています。決められた予算内で、補助金事業の制度企画を行い、参画する事業者の要件設計、全体進捗の管理など、事務局の機能の主幹となる部分を担当しています。

現在のプロジェクトは、建物の中で利用している空調や照明を、基準を満たした効率の良いものに買い替えるとマイナポイントを付与するというもの。その申請のフローは複雑で、一次審査、例外の調査、電話での詳細確認など様々な業務を複数の企業で役割を分けながら協業しています。そのため、クライアントやユーザーとの関わりだけでなく他企業の方とのコミュニケーションも多々発生し、特にリーダーになってからは、他企業も巻き込んで推進していき顧客に対して報告していくという役割が増えました。その過程でクライアントのご担当者、国の窓口の方など顧客も含めて様々な方面の方と意見を交わしあい、感謝されることは、成し遂げたという大きな達成感とやりがいを感じます。
また、この補助金事業はマイナポイントの付与という日常生活の中でも身近なもので利用される方も多いので、自分たちの考えた企画が運営にほぼそのまま反映され世に出て多くの人の目に触れることは、とても面白いと感じています。ゴールを見据え、ユーザーの方も運用側もスムーズに利用できるよう、細かいフローまで想定しながらルールブックに落とし込んでいきます。

新卒入社4年目でエネルギーに関する知識はまったく0からのスタートでありながら、プロジェクトメンバーとしての運用だけでなくリーダーとして事業企画、制度設計の中枢まで経験することができました。現場目線での運用の知見を豊富に持ちながら、企画者としての経験値を並行して積めたことは私の大きな強みだと思います。今後は、これらの知見を活かしてより短いスパンで企画や構築といった業務を経験していき、自分一人で様々なメソッド・ツールを用いて企画ができる人材になっていきたいと考えています。