入社以来Webアナリティクスを担当する部門に所属し、現在はお客さまが運営するECサイトのマーケティング支援に携っています。具体的にはサイトユーザーの行動分析を行うアクセス解析ツールを活用することで、お客さまと共にサイトの改善やキャンペーンに対するKPIの設計、効果測定、分析環境の整備などを進めています。また、私たちが扱っているアクセス解析ツールはお客さまの社内でも多くの人が活用しているため、社員の方々からの問い合わせ対応やツールのサポート業務も併せて行っています。さらにはデータを活用・分析することで、お客さまの社内に計画・実行・評価・改善を繰り返していくPDCAの文化を醸成していくことも私たちのミッションであると捉えています。
BtoBのECサイトですが、日本全国の製造業を支援する膨大な製品を扱っているほか、海外15カ国にも公開されている規模の大きなサイトであるため、最初は２名のチームからスタートしましたが、現在は8名体制で業務を進めています。私自身はお客さまへのヒアリングや要件定義を行う仕事を中心に、メンバーへの作業の割り振りや業務そのものの品質管理なども任されています。

私はお客さまがマーケティングに可能性を感じていただけたときに大きなやりがいを感じます。お客さまはWebマーケティングの専門家ではないため、最初のうちは「どの数値を見ればいいのかわからない」「この数値がどのような意味を持っているのかわからない」という質問を受けることが多かったのですが、状況のヒアリングから始まり、KPIの設定・効果測定という一連の流れを、お客さまと伴走しながら積み重ねていくことで、お客さまのWebマーケティングやツールに関する理解が深まっていき、私たちへの質問内容も徐々に高度なものになっていきました。そうした協業によってデータを根拠とした効果的なアプローチができるようになり、数値としての成果が現れることで、お客さま自身が積極的にWebマーケティングを活用しようと考えていただけるようになったことは本当に嬉しいですね。
また、お客さまの広告チームに掛け合うことで新たなWeb広告施策を導入し、個別商品やキャンペーンの効果を大幅に向上させたこともあります。今後も自分たちが意思を持って動くことで、お客さまのビジネスにとって価値ある提案をし続けたいと考えています。

現在はアクセス解析を中心とするプロジェクトに関わっていますが、今後はさまざまなツールの知識を増やしていくことに加え、Webだけにとどまらない幅広いデータを活用するための専門性を磨くことでマーケティング全般のプロフェッショナルを目指していくつもりです。また、現在のプロジェクトではチームの人数も増えてきているため、参加メンバーのみんなが仕事の楽しさを実感できるような組織作りや業務プロセスの改革にも携っていきたいと考えています。
近年、データを活用したマーケティング領域では次々に新しい手法や施策が生まれ続けており、今後はこれまで以上に一人ひとりのユーザーに最適化されたアプローチに変化していくだろうと言われています。そうした状況の中、マーケティングのプロフェッショナルとして新しい手法をキャッチアップし続けていくことはもちろんですが、自分たちの力で新たなマーケティングの仕組み作り、モデル作りに貢献し、世の中全体に発信していけるような仕事をしてみたいですね。