Web施策の効果を最大化できる組織になるための5つのポイント

Marketing

前回書いたWebアナリティクスができていない主な2つの課題を挙げましたが今回はそれらの課題を解決しWeb施策の効果を最大化する為の5つのポイントについてご紹介します。
Webアナリティクスの正しい活用方法を知らない企業や、難しくて方法が分からないという企業の方はぜひ参考にして運用してみてください。

Point1:Webサイトのゴール明確化と改善プロセスを設計する

まず確認したいのが、Webサイトの目的・ゴールが明確かということ。
このゴールが定まってこそ、アクセス解析時に何を測るべきかが明確化できます。
例えば、ゴール達成のためには、
【1】どのような施策が効果的か仮説を立てて実行、
【2】その効果をアクセス解析ツールで検証、
【3】検証結果にもとづき、施策の改善策を検討
といった取り組みが必要です。
つまり、Webアナリティクスを行うためには、ゴール達成までのプロセスと、PDCAサイクルが設定されていることが大前提。まずは、このようなプロセス設計ができているか、チェックしてみましょう。

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Point2:重要指標(KGI/KPI)を設定する

STEP1で登場した「PDCAサイクル」で重要なことの1つが、「C」…何をもってCheckすべきかという点。
その時に必要となるのが、「指標」です。重要指標には下記2つの設定が考えられます。

  • ・KPI( Key Performance Indicator:重要業績評価指標)
  • ・KGI (Key Goal Indicator: 重要目標達成指標)

■ 目標・ゴール
・KGI
例:CV100件/月

・KPI
例:PV1000件/月
CV25件/週

例えば、今月のWebサイトの目標値が100件のコンバージョン。
それを獲得するのに1000件のPV、 1週間のコンバージョンは25件が必要…と考えた場合。
KGIは100件のコンバージョン、KPIは1000件のPV、1週間当たり25件のコンバージョンということになります。

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Point3:定常・深掘りレポートを設計し、結果を可視化する

PDCAサイクルに基づきKPI、KGIを設定したら、アクセス解析結果をレポート化します。
主に計測すべきはKPIとなるかと思いますが、各種施策によるKPIの変化を時系列でみるなど、効果を把握するためには欠かせません。
定期的に把握する定常レポート、多角的に分析した深堀レポートなどで可視化し、改善施策の検討に役立てます。
レポートの例を掲載しますのでぜひ、参考にしてください。

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Point4:「人」に依存しない組織を作る

企業で「正しいWebアナリティクス」ができなくなる理由の1つに付け加えたいのが、担当者以外、社内で誰も分からなくなってしまう…という状況。
この担当者が別の業務で多忙になったり、不在の時には何もできず、PDCAサイクルが止まってしまうということは避けなければなりません。
そのためにも、これまで定めた運用のサイクルが、担当者以外でも回るようにマニュアル化するなどで手順を明確化することが必要です。
可能な限りノウハウやテクニックの俗人化を排除するため、組織で運用できるような仕組み作りが求められます。

Point5:最新動向を踏まえた、より高度な解析ができる体制を作る

Webマーケティングはテクノロジーの進化や、その時のトレンドなどで絶えず変わり続けています。
その中で効果を出し続けるには、最新の動向を知り、新たな施策を取り入れ、適切な方法を活用しようとする視点が必要です。
このような視点を持つことで、より高度なWebアナリティクスができる組織となることでしょう。

ここまでWeb施策の効果を最大化する為の5つのポイントを簡単にご紹介してきましたが、
Webの分析はそれなりの知識と経験が必要な為すぐ自社内で実現するのが難しいことも多いです。
弊社では経験豊富なメンバーが多数在籍しておりますので必要な部分だけご支援することも可能です。お気軽にご相談ください。

all_link_bgパーソルプロセス&テクノロジーのWebアナリティクスサービス

 

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