動画広告とは?制作・運用するメリデメやBtoB企業が参入すべき3つの理由

Marketing

YouTubeなどの動画サイトを見ると必ずと言っていいほど目に入る動画広告。ここ数年市場を大きく伸ばし、新たに参入する企業も増えています。動画広告のメリット・デメリットやBtoB企業が参入すべき理由について説明します。

目次

  1. 1. 動画広告とは
  2. 1-1. 動画広告とは
  3. 1-2. 動画広告市場
  4. 2. 動画広告の種類
  5. 2-1. インストリーム広告
  6. 2-2. アウトストリーム広告
  7. 3. 動画広告のメリット・デメリット
  8. 4. BtoB企業が参入すべき3つの理由
  9. 5. まとめ

 

1.動画広告とは

1-1.動画広告とは

動画広告とは、動画を使って宣伝する手法(広告)のことです。Web広告を指すのが一般的ですが、広義ではテレビCMや街頭のサイネージなども動画広告に含まれます。インターネットの普及により、場所や設備などに捕らわれず、よりユーザーの身近に広告配信できるようになり、その市場はどんどん広がっています。

1-2.動画広告市場

動画広告がWeb広告として一般に利用されるようになったのは2012年にYouTubeが一般ユーザーにも広告収入を得られる仕組みを公開した頃からで、徐々に普及してきました。
また新型コロナウィルス感染拡大による消費行動の変化、行政サービスや各産業分野でのデジタル化、DXの流れを受け、Web広告市場は高い水準で成長しています。
サイバーエージェント社の調査によれば、2021年の動画広告市場は4,205億円、2025年には1兆円規模に達すると予測されています。


出典:2021年国内動画広告の市場調査(株式会社サイバーエージェント)

2.動画広告の種類

2-1.インストリーム広告

視聴したい動画コンテンツの前後(動画や動画の合間)に流れる動画広告のことです。テレビ番組で合間にCMが流れるようなイメージです。
流れるタイミング(前・中・後)でそれぞれプレロール広告・ミッドロール広告・ポストロール広告と呼ばれています。

2-2.アウトストリーム広告

動画視聴サイト含むWebサイトやアプリ画面に表示されるバナーやSNSのフィードなど、ユーザーが再生する動画本編とは違う枠(広告枠)に表示される動画広告のことです。動画を視聴するユーザー以外にもアプローチすることができ、広範囲への訴求が可能となります。
以下のような表示形式があります。

・インフィード広告

コンテンツを表示すると再生が始まる形式の動画広告で、ニュース記事やタイムラインなどの間や末尾に表示させるなど、コンテンツの合間に差し込むタイプの広告です。画面上に表示されたタイミングで再生するため、動画の全編を見てもらえるという特徴があります。

・インバナー広告

コンテンツの枠外など指定の広告枠の位置で再生されるバナー形式の動画広告です。再生当初音は流れず、ユーザー側の操作でONにできます。
よく見かける広告枠のため幅広いユーザーへの訴求が可能ですが、一方でこの広告はWebページにアクセスするとすぐに動画再生してしまうため、表示タイミングによってちゃんと見てもらえない可能性があります。

・インタースティシャル広告

ユーザーがWebページを遷移させるタイミングなど、次のページを表示する前やロード中に再生する動画広告です。みなさんの中にも「記事を読もうとリンクを開いたら別の広告が始まった」と、戸惑った経験がある方がいらっしゃるでしょう。

3.動画広告のメリット・デメリット

動画広告のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

①メリット

・商材の利用イメージが伝わりやすい

多くの情報を視覚・聴覚から伝えられるため、商材の内容や利用イメージ(デモなど)を直感的に伝えることができます。また視覚・聴覚と同時に伝えることで、短時間での訴求が可能です。

・言語に左右されない

テキスト広告は視聴者にとって負担に感じるものですが、ナレーションや音楽、商品の実際の使用風景などを動画内に盛り込むことにより、テキストだけでは伝わりづらい内容も、分かりやすくすることができます。子供から外国人まで、幅広い訴求が可能です。

・記憶に残りやすい

メラビアンの法則」によれば、人とのコミュニケーションにおいては言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%と言われており(それぞれの頭文字を取って「3Vの法則」とも呼ばれています)、情報量が多いほど記憶に残りやすくなります。映像でアプローチできる動画広告は、最も記憶に残りやすい手法と言えるでしょう。

・興味のない人の目にも止まりやすい

テレビCMやYouTube広告を見て、「興味がないのについ見てしまった」という経験はないでしょうか。人は動いている映像に本能的に反応してしまうため、動画広告は興味のない人にも訴求効果があると言えます。これは静止画やテキスト広告では成しえない効果と言えるでしょう。

・効果検証がしやすい

動画広告は再生数や再生時間、インプレッション数といった指標を計測できます。つまり、自社サイトのようにユーザーの動画に対する興味関心度や、どこを改善すれば良いかがわかるのです。広告配信途中でもリアルタイムの数値がわかるため、途中から改善施策をとることも可能です。

②デメリット

・制作に時間やコストがかかる

動画広告は、バナーやテキスト広告と比べると制作に時間がかかります。どのような内容の広告にするのか、企画~撮影・編集まで含むとかなり多くの時間を割かなければなりません。また、動画広告は気軽に制作できるものではないため、バナー広告やテキスト広告と比べると制作費用も高額になりがちです。内製で行うにしても、動画編集の知識がある人材や専用ツールを準備する必要があります。

・スキップされる可能性がある

動画広告は様々な手法でWebページを見る人全てに表示できるというメリットがある反面、ユーザーによっては不快感を与えてしまうというデメリットもあります。このためスキップ可能な状態で配置するなど、ストレスを感じさせないような施策が進んでいます。しかしこれが裏目に出てしまい、視聴者の心に響かなければすぐにスキップされてしまうことになります。

・広告の質に大きく左右される

「バズる」という言葉を聞いたことがあると思います。視聴者にとってインパクトのある広告は、視聴者がSNS等で積極的に拡散してくれます。しかしこれは悪い場合にも当てはまり、レベルの低い動画広告や不適切な内容の動画広告を掲載した場合でも、同様に拡散(炎上)されてしまう恐れがあるということです。広告の質の悪さは、企業イメージの悪化に直結します。

4.BtoB企業が参入すべき3つの理由

YouTubeはじめ動画サイトというと、toCのイメージが強いかと思いますが、BtoB企業も徐々に参入しています。その理由は大きく3つあります。

①企業紹介を動画でできる

ここ最近はテレビCMでもtoB向けの商材を見かけるようになりました。商材に限らず企業紹介(ブランディング)として、BtoB企業がマス広告の出稿先に利用しています。

②ウェビナー動画などの活用

コロナ禍の影響で、toB向けのイベント・セミナーも例外なくオンライン化が進みました。リアルタイムのウェビナーの配信先に動画サイトを利用し、認知や集客、競合との比較などで利用する企業が増えています。

③二次利用しやすい

一度作成した動画は、コーポレートサイトやサービスサイト、YouTubeなどの動画サイト、動画広告、SNSなどへ活用することができます。各媒体からユーザーへの接触ポイントを増やし、サービスへの興味を持ってもらうという施策や、良い印象を持ってもらうブランディングにも効果があります。
先述のウェビナーも、アーカイブ配信用に録画したものを動画サイトで限定公開するといった使い方も増えています。

5.まとめ

動画広告の種類やメリット・デメリット、BtoB企業向けの活用法などをご紹介しました。動画広告はユーザーへのアプローチがしやすい反面、品質管理や制作面で企業側に負荷が大きいことも事実です。
本腰を入れて動画広告を実施していくなら、まずは制作・運用を一貫して支援している企業などに外注することをご検討ください。制作フローや運用方法など、自社に合ったノウハウを習得した上で内製化を検討した方が、余分なコストや手間が省けます。また先述したデメリット部分につきましても、商材に合わせた対策を提案いたします。

>>デジタルプロモーション(Web広告)サービス

 

 

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