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あなたの多様性を活かしたキャリア形成の4ステップとは?

開催

2022年6月、パーソルグループとAmazonビジネスがオンラインで交流イベントを開催しました。お互いが相手の社員向けにキャリアに関する取り組みを紹介するセミナーをするという内容です。パーソルからAmazonビジネス社員向けセミナーでは、プロテアメンターである泊えり子が登壇、『多様性を活かしたキャリア形成の実践方法』や『キャリア自律に有効な関わり方』を1on1の実演を交えてお伝えしました。

実施後のアンケート回収率は普段のセミナーの倍以上、かつ沢山のコメントが寄せられ皆さんにとって有意義な時間となったようです。

キャリア形成で目指すものは『自分の心理的成功』

冒頭の課題ヒアリングで半数以上の方が『自分らしいキャリアを築けているか不透明・周りのキャリアと比較して複雑な心境』という声、また『メンバーのキャリア支援に対して課題感がある』等の声が聞かれました。
課題感が様々な中で、まずは今回のテーマ『キャリア形成』のベースの考え方として、プロティアン・キャリアを基に『(昇格など組織が主語となる)外的基準を目指すのではなく、自分主語の内的基準‘自分の心理的成功’を目指すこと』、『外部環境変化に自ら適応しバックキャストでキャリア形成をすること』の2つが伝えられました。

自分の多様性を活かしたキャリアを築くために自分自身に向き合う自分自身を知りキャリア戦略を考える実践方法では、以下4 Stepがご紹介されました。

Step1: アイデンティティを知り言語化する
Step2: 未来を考える
Step3: 現状との差分を明確化する
Step4: 目の前の仕事の意味付け・行動する

各Stepで自分の多様性を把握する実践方法をお伝えしながら、どのようにキャリア戦略としてストーリー立てて行くかを泊のキャリア戦略を事例にレクチャー。参加者の皆さんからは『なんとなく頭の中で描いていたキャリアに対する考え方が、明確化された』『自分自身のキャリアを明確にしようと思った』など、具体的な実践方法を知ることで行動変容につながるコメントを頂きました。

『関係性アプローチ』でキャリア戦略を駆動する

Step3までで策定したキャリア戦略をStep4の仕事の意味付け・行動に繋げるトリガーとして、『他者との対話・内省を通じて、経験から学ぶ』ことをご紹介。これまでキャリア形成は自分の中だけでするものだと捉えられがちでしたが、キャリア自律するためには他者との関係性アプローチ、いわゆる経験学習サイクルを他者との関係性の中で駆動することが重要です。セミナーではロジックを伝えると共にこのStepを1on1で実演することで、より一層具体的なイメージをつけて頂きました。ただ単に1on1を覗き見るだけでなく、『メンターのポイントを3つ探す』というゲーミフィケーションを取り入れた進行に、参加者の皆さんからのチャットも盛り上がりました。

1on1は未来への投資

『1on1は未来への投資という言葉は素敵ですね!どうしても足元の話になりがちなので、中長期的な視点を意識したいと思います』
理論と実演を通じて、1on1等の他者との対話が自分のキャリア戦略を実践する上でも、他者のキャリア形成を支援する上でも重要であると理解すると共に、今後その場にどのように向き合うのかを、改めて参加者の皆さんが考えるきっかけになるセミナーとなったようです。
キャリアの話を特別な場ではなく、普段からどのように対話していくか、今の仕事との繋がりをどのように見出していくのか、参加者の皆さんの行動変容が楽しみです。

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