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開催レポート:キャリア自律につながるセルフマネジメントの方法とは?~可視化がポイント。デモでお見せしながらお伝えします~

開催

本記事は、2022年5月18日(水)に行われたオンラインセミナー「キャリア自律につながるセルフマネジメントの方法とは?~可視化がポイント。デモでお見せしながらお伝えします~」の開催レポートです。

働き方の多様化や雇用の在り方が大きく変化する中、社員自らキャリアを形成する「キャリア自律」が注目されています。
企業は、社員が自ら学び成長する、社員の成長が組織の成長につながるサイクルを作り出していかなくてはなりません。
キャリア自律は個人の「セルフマネジメント」能力がカギを握りますが、実践するのは困難に感じる人も多いようです。

そこで、今回はキャリア自律につながるセルフマネジメントの方法について、プロテアメンターが具体的にご紹介しました。日々の行動を可視化し、気付きや経験をキャリア資産として蓄積する方法や、定期的な振り返りの中で効果を実感しているものや不足している行動を明らかにし、次の行動計画に活かす方法を、4月にアップデートしたプロテアの「セルフマネジメントツール」のデモ画面を見ながらお伝えします。

キャリア支援に関心のある方は必見の内容です!

<セミナー内容>

【1】本セミナーの趣旨説明 キャリア自律につながるセルフマネジメントとは?

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 ワークスイッチ事業部 越境促進アドバイザー
宮崎 将

【2】プロテア流キャリアマネジメント紹介
(メンター役)
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 ワークスイッチ事業部 プロテアメンター
泊 えり子

(クライアント役)
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 ワークスイッチ事業部 コンテンツディレクター
前川 加奈

冒頭に宮崎からこれからのキャリア自律とセルフマネジメントについてご紹介しました。

今求められる『キャリア自律』とは?

何が起こるか見通しの立たないVUCA時代において「自律型人材・自律型組織」が求められており、各企業は対応に追われています。バブル崩壊、終身雇用崩壊、働き方の多様化など、社会と企業、そして個人を取り巻く環境が変化しました。よって、主従関係から対等な関係へと、組織と個人の新しい関係性が求められています。これから主体的にキャリア形成を進める鍵は2つあると我々は考えています。それは、「アイデンティティ」と「アダプタビリティ」です。

キャリアは組織に作られるものではなく、自分のために自分でつくり出していくものなのです。組織としては、「キャリア自律を進めて、組織にいったいどんなメリットがあるんだ。自律したら離れていくのではないか。」と疑問や不安を抱くのではないでしょうか。

パーソル総合研究所の調査によると、キャリア自律度が高い方がパフォーマンスや満足度など、軒並み高い結果が出ています。組織としては、意欲的でパフォーマンスが高いメンバーが増えることは願ってもないことですよね。

また、キャリア自律度が高い人は学びに対して積極的なだけでなく、自分が行う仕事に意味づけをし、担当業務に活かすことがわかっています。

セルフマネジメントには攻めのマネジメント、守りのマネジメントがある!?

キャリア自律が求められていることはわかりましたが、何をすれば良いのでしょうか。キャリア自律にはキャリア自律は個人の「セルフマネジメント」能力がカギを握ります。ところで、セルフマネジメントと聞くと、矢印が自分だけに向いているイメージを持ちませんか?

ここで、マズローの5段階の欲求を見てみましょう。
上3つは自分自身が組織とどうあるか、他者とどうあるかという社会関係が影響し、一番上の自己実現では自分らしく生きるために他者に伝えることがポイントになります。よって、セルフマネジメントとは単なる自己管理だけではなく、他者と関わり、繋がっていくことがポイントだと我々は考えています。

セルフマネジメントを行うベースになるのが自己効力感(セルフ・エフィカシー)です。成功体験など、自分はできる、だれかの役に立てるという体験を積み重ね、原動力にしていきます。

加えて、管理だけではなく増やし、整理していく『攻めのセルフマネジメント』と どう習慣化させるかが重要である『守りのマネジメント』があると私たちは考えています。

セルフマネジメントの極意『可視化』と『内省』

セルフマネジメントでは自分の心にだけ止めるのではなく可視化して内省することが重要です。プロテアでは『内省サイクル』を用いることでメンバーのキャリア自律を実現します。いわゆるPDCAですが、キャリアを語る際にも大活躍します。

また、自分だけで悶々するだけでなく、他者にも共有することで状況が変わっていきます。
他者にアウトプットするまでのステップも、プロテアの各機能に備わっています。

具体的に企業に導入した場合のプロセスをご紹介します。プロテアポータルサイトでは、活動状況の可視化やキャリア資産診断により現状・効果の可視化を行います。また、企業ポータルでは社員の活動状況の可視化やキャリアレポートにより企業の強み・弱みを明らかにします。

プロテア流キャリアマネジメントを追体験!メンタリングはどのようなもの?

メンタリングとは、プロテアメンターがクライアントと対話し、キャリア自律の振り返り状態の共有・相談や健康状態などについて第三者目線でアドバイスをする機会です。

今回は実際の流れでメンタリングのデモンストレーションをお見せし、追体験していただきました。プロテアのキャリア資産診断、活動履歴を見ながらどのような気づきを得て、ネクストアクションに繋げていったのかご覧ください。

気づいたら毎日は過ぎ去っていくもの。定期的に振り返り、内省する機会を持つことで多くの気づきを得られます。また、メンタリングを通して自分の強みを教えてもらうことができる機会は時間をかけてでも作っていきたいと感じました。

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