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開発スキルの証明になるRPAの資格とは?

ある程度ロボットを作れるようになったら、自分のスキルを試してみたくなりませんか。

RPAにはツールごとにスキルや知識を証明出来る資格が存在します。資格によって開発能力を証明出来るので、上司や同僚にアピールすることが可能です。

また、資格合格を目指して学習することにより、モチベーションを保つことが出来ます。モチベーションを維持したまま継続して学習を続けたいという人は、資格合格を目指してみると良いかもしれません。

今回は、代表的なRPAツールである「WinActor」「UiPath」「BizRobo!」の資格についてご紹介します。

WinActor

RPA技術者検定

「WinActor」提供元のNTTデータが実施する「RPA技術者検定」は、「WinActor」のスキルや知識を評価する資格です。
アソシエイト、エキスパート、プロフェッショナルの3段階のレベルがあります。

アソシエイト

「WinActor」の基本的な知識を有している人、シナリオ作成経験がある人、基礎知識を体系的に学びたい人向けです。
選択式の問題が50問出題され、試験時間は60分です。原則として正答率が70%以上だと合格となります。
全国に約200か所あるテストセンターで随時受験できます。受験料は7,150円(税込)です。※2019年12月時点

エキスパート

「WinActor」の機能について深く理解し、実際に「WinActor」を業務上の改善ツールとして活用した経験のある人、シナリオ変更やトラブル対応などの経験がある人向けです。
「WinActor」の基本機能を利用したシナリオの新規作成と修正についての実技問題が5問出題され、試験時間は120分です。原則として正答率が60%以上で合格となります。
試験は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の8つの会場で年4回実施されます。受験料は16,500円(税込)です。※2019年12月時点

プロフェッショナル

最も高いレベルとなるプロフェッショナルはまだ実施されていません。エキスパートに合格した人が受験出来る資格として実施が検討されているようですが、試験内容や試験日などはまだ発表されていません。※2019年12月時点

RPA入門講座

「RPA技術者検定」を受ける自信がないという人には、「WinActor」を学習したい人や概要を知りたい人向けの「RPA入門講座」がおすすめです。
動画の講座を受講した後で受験出来ます。選択式の問題が20問出題され、原則として正答率が80%以上で合格となります。 随時受験でき、受験料は無料です。

>>【参考】WinActorとは? 始め方〜機能まで徹底解説

UiPath

UiPath Developer Advanced Certification

「UiPath」が実施している開発者向けの認定試験です。合格すると認定証が発行されます。認定証の有効期間は1年間です。
誰でも受験できますが、試験を受ける前にUiPath AcademyのLevel1 Foundation(基礎)トレーニング、Level2 Orchestratorトレーニング、Level3 Advanced(上級)トレーニングを受講しておくことが推奨されています。

試験では前半に選択式の問題が出題され、90分で45問に答えます。70%以上の正答率で合格となります。
後半は実技試験です。3時間30分の時間制限があり、70%以上の正答率で合格となります。
合格するには、前半と後半の両方で合格点を超える必要があります。
2020年3月31日までは無料で受験することが出来ます。※2019年12月時点

>>【参考】UiPathとは? 始め方〜機能まで徹底解説

BizRobo!

BizRobo!検定

「BizRobo!」ユーザーの開発スキルを測定する検定試験です。対象とされているのは「BizRobo!」の知識が職務上必要となる人やロボットの開発に携わる人、「BizRobo!」開発スキル習得を目指す学生・社会人です。

試験にはDesign Studio(DS)検定とDevice Automation/Desktop Automation(DA)検定の2種類があります。
DS検定はDSでの基礎的な開発能力を測るための試験で、DA検定はDAでの基礎的な開発能力を測るための試験です。
パソコンで受験し、試験の結果は受験後即時に判定されます。4択問題が40問出題され、試験時間は40分です。正答率が70%以上だと合格となります。

BizRobo! LAND Communityサイトから申し込みが可能で、受験料はDS検定・DA検定共に2,200円(税込)です。※2019年12月時点
DS検定とDA検定のどちらかに合格するとBizRobo! LAND Communityサイトのアイコンの枠の色が銀色になり、両方合格すると金色になります。
不合格の場合でも、受験翌日から数えて7日目以降であれば再試験を受けることが可能です。

>>【参考】BizRobo! とは何か? 始め方〜機能まで徹底解説

まとめ

資格は開発スキルの証明になり、アピールする材料になります。RPAの開発能力を生かしたステップアップを目指している場合には取得するのが望ましいと言えます。

資格のための学習コンテンツは中身が充実していることが多く、実践的な知識が習得出来ます。スキルを仕事で生かしたいと考えている人は、取り組んでみることをおすすめします。

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