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WinActorとは? 始め方〜機能まで徹底解説

純国産RPAツールとして国内No.1シェアを誇る「WinActor」。NTTアドバンステクノロジ株式会社によって開発・販売され、国内の導入実績はすでに4,000社を超えています。(※2020年1月末時点)

金融業から物流、小売業など、幅広い分野から多くの支持を集めている「WinActor」。 “現場フレンドリーな業務改善を実行するパートナー”をスローガンとして掲げ、現場担当者の視点に立った使いやすさが特徴とされています。

RPAツールの候補として「WinActor」を考えているけれど、どうやって始めたら良いか分からない、価格や機能について知りたいという人は必読です。

ライセンスの種類

「WinActor」のライセンスには、フル機能版と実行版の2種類があり、購入は販売代理店からする必要があります。PC1台あたり1ライセンスが必要となり、ライセンス契約は年間契約、料金は1年間のライセンス利用料として設定されています。

フル機能版

シナリオ(人がPCで行う操作を処理順に並べたもの)の開発・編集、実行、自動記録ができるライセンスです。年間利用料は約90万円(※2019年12月時点)です。

実行版

シナリオの実行のみが行えるライセンスです。年間利用料は約25万円(※2019年12月時点)です。

機能

シナリオの開発と実行を行う「WinActor」の他に、組織内の複数の「WinActor」を集中管理し、実行統制できる「WinDirector」と「WinActor Manager On Cloud」という2種類の管理統制ツールがあります。これらは「WinActor」の状態を一覧で把握でき、シナリオの実行を遠隔で行うことが出来ます。

利用においては、自社内で構築・運用するオンプレミス型とインターネット経由で利用するクラウド型の2種類があり、ニーズに合わせて選択出来ます。

WinActor

シナリオの開発と実行を行うツールです。
あらかじめ準備されているノードやライブラリと呼ばれる機能別のパーツをメイン画面にドラッグ&ドロップして配置することで、直感的にシナリオを作成することが出来ます。

WinDirector

オンプレミス型の管理統制ツールです。
さまざまなツールとの連携や拡張が出来るようになっています。基幹系ネットワークなどのクローズドな環境に適しています。

WinActor Manager On Cloud

クラウド型の管理統制ツールです。
複数の「WinActor」をクラウド上で集中管理することが出来ます。「WinDirector」と同様、さまざまなツールとの連携が可能です。

まとめ

有償ライセンスのため、利用者にならないと学習する機会がなかなか持てなかった「WinActor」ですが、2019年4月に一般向けの書籍が発行されるなど、次第に学習出来る環境が整ってきています。

“現場フレンドリーな業務改善を実行するパートナー”をスローガンとして掲げている「WinActor」。圧倒的な導入実績はユーザー目線を大事にする姿勢からきているのかもしれません。

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