コロナ禍における教育現場を支援
全国の小学校でのプログラミング教育必修化に伴う教育現場の課題について、本社近隣の小学校にヒアリングを実施。
小学校からの支援要請を受け、これまでのプログラミング教育支援の経験とノウハウを活かし、近隣小学校6校の全学年を対象に、出前授業を実施する準備を進めていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮して、児童との対面授業の実施は難しいと判断し、想定していた授業の内容をマニュアル化しました。
コロナ禍における教育現場を支援
2020年度の学習指導要領でプログラミング教育が必修となった5年生の算数と6年生の理科のほか、1年生の図工、2年生の国語、3年生の総合、4年生の社会と全学年向けを用意しました。
使用する教材としてはViscuit、Scratch、プログルなど。
マニュアルは、教科書の内容の一部をプログラミング的思考で学習できるよう構成されたもので、初めてプログラミング授業を実施する教員でも実践しやすい内容となっています。
プログラミング教育 教員向けマニュアルについて
・対象学年:1年生~6年生
・科 目:1年生:図工、2年生:国語、3年生:総合、4年生:社会、5年生:算数、6年生:理科
・使用教材:1年生:Viscuit、2年生:Viscuit、3年生:Hour of Code™、4年生:Scratch、5年生:プログル、6年生:プログル
指導マニュアルは授業の流れにそって、ツールの操作方法や児童への解説の仕方が記載してあります。
さらに黒板にはどのような掲示をしておけばよいか、実際にどのような画面が表示されるかなども盛り込み、プログラミング指導の経験が少ない先生にも使いやすいように工夫しました。
A4サイズ、4枚程度で構成された指導マニュアルですが、単元の目標や評価基準まで詳しく記載した指導案とのセットになっています。
例えば1年生図工の指導案では、図工という教科において、これまではプリントなどで学習していた内容をプログラミング教育を導入することによって、どのような教育効果が期待できるかなども図入りで説明してあります。
今回の指導マニュアルを無料配布する活動について、メディアで取り上げていただきました。
全国紙の反響は大きく、北海道、福島、鳥取、佐賀など、全国の小学校や教育委員会から問い合わせがあり、約70校の小学校・教育委員会に指導マニュアルを配布しました。
小学校・教育委員会からの感謝の声
教育現場の課題解決に向けて
パーソルプロセス&テクノロジーは、教育現場の抱える課題に寄り添いながら、多くの小学生にITの楽しさやテクノロジーの可能性を伝える場を提供していきます。