コラム

COLUMN

RPA導入を成功に導くためのガバナンス構築について

・はじめに

「RPAは簡単だ。」と世間一般には言われています。しかし、RPABankに掲載されているsystena社が実施したアンケートによるとRPA導入企業の63%がRPA導入に失敗していると回答しています。

なぜ、多くの企業がRPAの導入に失敗しているのでしょうか?

これまで当社が700社以上のお客様RPA導入をご支援するなかで、よくあるRPAの課題として次のことをよくお聞きします。

・RPAロボットのスキルを持った人がいない

・運用ルール、開発ルールの策定が困難

・ロボットの管理が煩雑

・ロボットが停止する

・RPAのための組織体制を築けない

・セキュリティ、内部統制に問題がある

実はこういったRPA本格展開時の障壁の多くはガバナンスの整備不足に起因しています。

「運用ルール・開発ルールの策定が困難」、「ロボット管理が煩雑」、「プロジェクトの組織体制が築けない」、「セキュリティ、内部統制の問題」といった課題は、ガバナンス構築の際に取り決めるべき重要なポイントになります。

また、 「RPAロボットのスキルを持った人がいない」、「ロボットが停止する」 といった一見するとガバナンスと関係なさそうな課題についても、実はガバナンス整備不足が背景に存在することが多いのが現状です。

 

・ガバナンスとは何か?

ガバナンスとは「統治・支配・管理」を意味する言葉です。ここでは、RPAガバナンスを

「健全なRPA運用を行うための管理体制を構築し、企業内部を統制すること」

と定義します。RPAガバナンス構築を考えるうえで重要なポイントは3つあります。

1点目はRPAを推進する「組織」です。このポイントでは、どのような体制でRPAを推進していくのかを定めます。具体的には、RPAの実質的な管理部門やRPAを統括する部門を決定し、各部のRPA導入に対する管理ルール・管理プロセス整備、質問対応等を所管する組織を決定する必要があります。

2点目はRPAの「ルール」です。このポイントでは、どのように開発、運用、管理していくのかを定めます。具体的には、誤処理やロボットのブラックボックス化、野良ロボット、想定外の業務へのRPAの適応といったRPA固有のリスクに対応するためのルールや、RPA化する業務の選定ルール、RPA開発担当者に必要なスキルといったRPAを効果的に推進するためのルールを整備していきます。

3点目はRPAを管理する「プロセス」です。このポイントではRPAに係る台帳の整備、RPAリスクの評価などを通して、2点目の「ルール」の項目で定めた項目を具現化するためのプロセスを整備します。具体的には、RPA化業務選定手順、ロボットの開発や検証手順、メンテナンスの手順等を定めて、「ルール」をプロセスに落とし込んでいきます。

本コラムではRPAガバナンスの概要をご紹介しました。RPAガバナンス構築の肝となる「組織」「ルール」「プロセス」の詳細や当社のご支援事例について、ホワイトペーパーにまとめておりますので、詳しく知りたいという方は併せてご参照ください。

RPA導入を成功に導くための”ガバナンス構築”のポイント

 

・パーソルのご支援につきまして

パーソルプロセス&テクノロジーは、国内でもシェアの⼤きいRPA製品であるWinActor‧UiPathのリセラーランク最上位のパートナー企業として700社以上の豊富な導⼊実績があり、また600名以上の経験豊富なエンジニアを擁しています。RPAのプログラムといった「成果物」を提供するだけでなく、ガバナンスの構築支援や、RPAの知⾒をお客様にスキルトランスファーし組織⼒を⾼めるご⽀援も可能です。