【6社比較】kintone(キントーン)の導入支援・改修・構築を依頼できる会社6選!ベンダー選定基準も解説
業務の効率化と生産性向上を実現させるため、多くの企業が柔軟性と拡張性に優れたkintoneを採用しています。しかし、kintoneを最大限に活用するためには専門的な知識や経験が必要となり、自社での構築が困難なケースも多く見受けられます。そのような悩みを解決するために、kintoneの構築をベンダーに依頼することを検討してみてはいかがでしょうか?
本記事では、kintoneの導入支援・改修・構築のベンダー活用を検討している方に向けて、構築や改修を依頼する際のメリット・デメリットやベンダーの選定基準をご紹介します。
目次
- 1. kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼するメリット
- 1-1. 専門性が必要な部分を依頼できる
- 1-2. リソースを有効活用できる
- 2. kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼するデメリット
- 2-1. ベンダーに依存する可能性がある
- 2-2. 明確な計画を立てないとコストがかかってしまう
- 3. kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼する際の選定基準
- 3-1. サイボウズ社のオフィシャルパートナーに選ばれているか
- 3-2. 事例・実績が豊富か
- 3-3. 要望に柔軟に対応できるか
- 3-4. アフターサポートは伴走してくれるか
- 4 kintone(キントーン)の構築を相談できる企業6選
- 4-1. パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
- 4-2. 株式会社システムズナカシマ
- 4-3. 株式会社ジョイゾー
- 4-4. 株式会社阪南ビジネスマシン
- 4-5. 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
- 4-6. ペパコミ株式会社
- 5 パーソルビジネスプロセスデザインの支援事例
- 5-1. 株式会社スギノマシン様
- 6 まとめ
kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼するメリット
kintoneは「誰にでも作れる」がコンセプトですが、構築をベンダーに依頼することでどのようなメリットがあるか、大きく2点ご紹介します。
専門性が必要な部分を依頼できる
ベンダーはkintoneの機能や設定について専門的な知識・知見があるため、kintoneの標準機能での設定だけでなく、標準機能を超えた拡張機能やプラグイン設定を駆使し、自社に合わせた個別構築を行ってくれるため、無駄なコストをかけずに済みます。また、業務整理や要件定義がわからない部門でも実際に画面を見てイメージしながら構築することが可能です。
リソースを有効活用できる
対象者のITリテラシーにもよりますが、kintoneの習得には、1~6か月程度かかるといわれています。そのため、IT構築経験がない場合は、人的資源やコスト等のリソースが想定以上にかかる可能性や構築が頓挫してしまうケースがあります。ベンダーに構築を依頼することで、リソースを有効活用することが可能となり、コア業務に時間を割くことができます。加えて、ベンダーにはコアな部分のみ依頼するなど「伴走」スタイルでの依頼方法も選択できます。
kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼するデメリット
続いて、kintoneの構築をベンダーに依頼する際に考えられるデメリットを2点ご紹介します。
ベンダーに依存する可能性がある
kintoneは構築以降の運用・改修対応にも専門的な知識が必要となるため、ベンダーに依存する可能性があり、それに付随して他社への乗り換えが難しくなる可能性も上がります。しかし、他のシステム構築と比較すると基本的な部分は非IT部門のユーザーでも構築が可能であるため、ベンダーに依頼する範囲を明確にすることによって、依存度を低減することができます。
明確な計画を立てないとコストがかかってしまう
構築から運用までのフェーズの中で、「ベンダーに依頼する範囲」と「自社で対応する範囲」を明確にしたうえで予算の計画を立てないと、ベンダーに依頼する範囲が増加し、想定以上にコストがかかる可能性があります。自社とベンダーの業務範囲を明確にできるよう、ベンダー選定の段階で検討することも必要でしょう。
kintone(キントーン)の構築をベンダーに依頼する際の選定基準
ここでは、kintoneの構築をベンダーを選定する基準をご紹介します。
ポイントは以下の4つです。
✓サイボウズ社のオフィシャルパートナーに選ばれているか
✓事例・実績が豊富か
✓要望に柔軟に対応してくれるか
✓アフターサポートは伴走してくれるか
サイボウズ社のオフィシャルパートナーに選ばれているか
オフィシャルパートナーに選ばれるためには一定の技術力と経験が求められるため、認定を受けた企業はその技術力と信頼性を証明されています。また、認定を受けた企業はサイボウズ社から直接サポートを受けることができるため、迅速かつ正確な対応が可能となります。そのため、サイボウズ社のオフィシャルパートナーに選ばれているかどうかを確認してみましょう。
事例・実績が豊富か
事例・実績が豊富なベンダーは、様々な課題に対する有効な解決策を持っているため、自社に対して最も最適な構築・運用方法を提案してくれる可能性が高いです。また、予期せぬトラブルが発生した場合にも、迅速かつ適切な対応ができる能力があると考えられるため、事例・実績を確認することが重要です。
要望に柔軟に対応できるか
kintone導入における業務プロセスやニーズは企業ごとに異なります。加えて業務内容や環境は常に変化するため、構築中や運用中に新たな要件や変更が出てくることは珍しくありません。柔軟な対応ができるベンダーは、要望に応じたカスタイマイズや調整での最適なソリューションの提供、新たな要件や変化に対する迅速かつ適切な対応が可能です。そのため、要望に柔軟に対応してくれるかを確認してみましょう。
アフターサポートは伴走してくれるか
kintoneの構築後に市場の変化や新機能の追加、担当者の変更・追加など運用・改修のフェーズで様々な変化が予想されます。その際に重要なのが、ベンダーのアフターサポートです。実装後のサポート体制が充実していると、最新のセキュリティ対策や予期せぬトラブルに迅速に対応してくれる可能性が高いため、システムの安定性やセキュリティが確保されるだけでなく、業務効率やユーザー満足度の向上が実現できるでしょう。そのため、保守運用やその後の活用定着支援、研修会の実施の有無など様々な観点でアフターサポートを確認しましょう。
kintone(キントーン)の構築を相談できる企業6選
本章では、kintone(キントーン)の構築を相談できる企業を6社ご紹介します。
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、セールス/マーケティングに特化したkintone構築提供実績が豊富にあることが特徴の企業です。
豊富な実績をもとに、営業プロセスの改善や可視化するために必要な項目のノウハウをもとに構築が可能です。また、マーケティング領域のkintone構築も行っているため、MAツールを用いたAPI連携が可能です。それにより、「マーケティング部門と営業部門のすれ違いの解消」、「営業フェーズのリアルタイム共有による確度の高いスコアリング」、「状況に応じたアプローチと育成が可能」といった効果を得るためのサービスを提供できます。
株式会社システムズナカシマ
株式会社システムズナカシマは、多数の業種テンプレートを活用し短期で納品できることが特徴の企業です。
20年以上kintoneを含むSFA構築・販売を行っており、多くの業種・業態でのSFA構築ノウハウや入力者の負担が軽減できる仕組みづくりなどkintoneを基盤としたSFAを定着化させるノウハウを持っていることが強みです。他システムとの連携も可能であるため、柔軟な対応が可能です。
株式会社ジョイゾー
株式会社ジョイゾーは、kintoneリリースと同時にkintone専業で事業を行っているSI企業です。
kintoneの構築・運用フェーズの中でもプラグインのサービスを複数提供しており、自社に合わせたサービスの活用が可能です。また、構築ノウハウを凝縮した研修サービスも提供しており、様々なフェーズでのサービスを提供しています。
株式会社阪南ビジネスマシン
株式会社阪南ビジネスマシンは、特定のメーカーにとらわれない、ハード・ソフト・サービス・メンテナンスを組み合わせたサービスの提供が可能なマルチベンダーです。
また、訪問での提供エリアは関西に特化しているため、地域密着型の手厚いサポートができることが特徴です。
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、kintoneの販売実績No.1のパートナーとして実績が豊富な企業です。
全国の販売チャネルネットワークを通じ、クラウド型グループウェアと併せてクラウドサービスのラインナップを強化し、IT環境の変化に対応するためのよりよい業務環境の構築に向けたサービスをワンストップで提供しています。
ペパコミ株式会社
ペパコミ株式会社は、kintoneの導入支援・内製化支援に特化した企業です。
お客様の社内にkintone改修ができるスペシャリストを育成することを目標に提案・サポートを行っています。kintone構築を一緒に行っていくスタンスを取っており、本質的な課題解決提案・徹底的な伴走型支援が特徴です。
パーソルビジネスプロセスデザインのkintone(キントーン)ご支援事例
株式会社スギノマシン様
幅広い領域に対し、産業機器開発・設計、製造・販売を80年以上行っている企業様のkinotoneとマーケティングオートメーション(以下MA)の改修・連携からインサイドセールスの立ち上げまでを弊社がご支援させていただきました。
▮ 背景と課題
ご支援開始前は、デジタルマーケティング領域においてMAツールと管理系システムであるkintoneはそれぞれ独立した役割で利用していたため、蓄積されたデータを分析し新たな営業戦略を打ち出すといったことが難しいという課題がありました。
▮ パーソルビジネスプロセスデザインでご支援した取組内容
こうした課題を解決するために、散財・属人化していたデータを収集・集約し、見える化するところからご支援を開始しました。また、MAツールとkintoneの構築・改修と連携しながらコンサルティングのご支援、そしてインサイドセールスの立ち上げのフェーズまでの一気通貫で提供しました。
kinotoneを導入するうえでは、kintoneについての高い専門性や技術はもちろんですが、MAツールの高い専門性や現場にある課題にアプローチできる解決策を提供することが重要です。そのため、営業部門の課題をMAツールを用いてマーケティングの観点から解決につなげることができるのは、パーソルビジネスプロセスデザインの強みと言えます。
まとめ
今回はkintone導入支援・改修・構築をベンダーに依頼するメリット・デメリットと外注先の選定基準のポイントをまとめました。
kintoneの構築をベンダーに依頼することで、専門性が高く自社に合った環境構築ができるため、kintoneの機能を活用し、より深く顧客の動向を知ることができ、パーソナライズされた顧客アプローチにつなげることが可能となります。また、自社内のリソースをコア業務に集中させることができ、業務効率の向上も実現できるでしょう。やがてそれが、顧客からの信頼にもつながっていきます。
まずは、資料請求や無料相談を気軽に行ってみましょう。自社に合ったベンダーを選定し、kintoneを活用することでコア事業の成長を実現していきましょう。