【画像で解説】GA4の設定中級編~パラメータ付きURLの設定と確認方法~

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Googleアナリティクスで訪問者の流入経路を分析するには、パラメータを発行して設定する必要があります。これはGA4でも同様ですが、UA(ユニバーサルアナリティクス)の時と違う点があります。

本記事では、URLパラメータの設定方法やGA4での流入経路の確認方法について、画像を使ってわかりやすく説明します。

目次

1. パラメータ付きURLとは

パラメータ付きURLとは、訪問者の流入経路を分類するためのタグ(UTMパラメータ)をURLの末尾に付与したURLのことで、参照元のサイトやメディア、キャンペーンといったユーザーがサイトに流入した際の流入元の情報を取得できます。
付与するUTMパラメータには以下の5種類があります。

1-1.パラメータ付きURLの必要性

UTMパラメータを使うことで、GA4で「どの媒体の、どのバナーからのアクセスか」「メルマガの何番目のCTAか」などといった流入元を識別できるようになります。 流入元が広告なのか、メルマガなのかがわかれば、それぞれのマーケティング施策の効果を明確にすることができ、的確な予算配分を実施したり施策効果の改善などに役立てることができます。このためパラメータ付きURLを施策のCTAに設定し計測するのです。

2.パラメータ付きURLの設定方法

2-1.設定ルール

パラメータ付きURLは上記のUTMパラメータを組み合わせて作成します。
まず、流入させたいサイトのURL末尾に「?」を追加し、その後に各パラメータを付与していきます。
パラメータを複数組み合わせる場合は「&」で結びます。

「?」以降の青字部分がUTMパラメータです。
source(参照元)は今回の場合メルマガなので「mailmag」、medium(メディア)はGoogleのルールに合わせて「email」、campaign(キャンペーン)は特に明確なルールはなく、自社で管理しやすいもので構いませんので今回は配信日を入れ「DM_20240830」と設定しています。
今回はメルマガを例に説明しましたが、広告からの流入計測の場合は、「utm_term」や「utm_content」なども追加し、より細かくデータを計測します。(広告の場合、Google広告ならパラメータを自動付与できる機能がありますので、そちらが便利です)

2-2.パラメータ生成方法

ルールが分かったところで実際の施策ごとに設定していくのは大変だと思います。
次に簡単に生成できる方法を2つご紹介します。

①Googleの生成ツール「Campaign URL Builder」

Googleが提供する「Campaign URL Builder」を利用すれば、簡単にUTMパラメータを作成することができます。
先ほど例で紹介したURLを当てはめてみます。

website URL」「campaign source」「campaign medium」「campaign nameにそれぞれ値を入れると、下部のgenerated URLの枠内に結合されたパラメータ付きURLが表示されます。
これをコピーすれば、例で紹介したものと同じURLが作成できます。

②Excelで作成

生成ツールは便利なのですが、1つずつしか生成できないのが難点です。
もう一つの方法として、関数を組んだExcelで作成する方法があります。

これは弊社が実際に施策で使用しているパラメータ管理表の一部です。
緑で囲った部分にURLUTMパラメータの情報をセルごとに入力し、
E列の「メルマガに貼り付けるURL」のセルでマージしています。
E列に入力する式
=F1049&G1049&H1049&I1049&J1049&K1049&L1049

メルマガにはE列の値を貼り付け使用しています。
この方法だとこれまで作成したURLの管理もできるだけでなく、広告や共催セミナーなど施策ごとにシート分けして管理することができ、台帳代わりにもなります。

3. パラメータを設定するときの注意点

パラメータを設定するときの注意点をいくつか紹介します。

3-1.アンカーリンクが入ったURLの場合

ブログやサービスページの見て欲しい部分に直接リンクさせたい場合など、アンカーリンクが入ったURLを使用することがあると思います。

この場合、URL末尾の「#4-3」がアンカーリンク(URLフラグメント)になりますが、
UTMパラメータを追加すると以下のようになります。

謝った記載方法だとアンカーリンクに飛ばないため、UTMパラメータの末尾に記載します。
この場合は2章で説明した生成方法が使えません。

3-2.日本語のキーワードを含めたい場合

パラメータに日本語のキーワードを含めたい場合は、日本語をエンコードするため専用のENCODEURL関数を使う必要があります。 もしこういったURLを一括生成する場合には、Google Apps ScriptやVBAなどでプログラムを書く必要があるため、注意が必要です。

4. GA4での流入経路の確認方法

それでは設定したパラメータをGA4でどうやって確認していくか、画像を使って説明していきます。

①レポートの「集客」から「トラフィック獲得」をクリックします。

②「セッションのデフォルトチャネルグループ」をクリックし、「セッションの参照元/メディア」を選択します。

③設定したUTMパラメータごとの流入数が表示されるので、右上で任意の期間を設定します。

5.まとめ

パラメータ付きURLの設定と確認方法について紹介しました。
パラメータは細かく設定することで施策ごとの効果検証や予算配分の判断材料として有用です。
またGA4とMAツールを連携させれば、MAツールのキャンペーンに紐づけたパラメータ運用もでき、より活用の幅が広がります。
「基本設定だけでなく、自社独自のカスタマイズがしたい」「MAツールと連携させ、ナーチャリングにも活用したい」といったご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。

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