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開催レポート:企業向け副業活用勉強会【第2弾】
副業系カオスマップリリースから1年、副業の最新トレンドは?

開催

全5回にわたる副業活用勉強会の第2回が2020年12月23日(水)に開催されました。

<副業活用勉強会とは>
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が提供する、企業向け複業支援サービス『プロテア』が運営するオンライン・コミュニティ型イベントです。副業導入を企画・検討している企業人事のための、情報発信・情報交換を目的として毎月1回開催しています。

##カオスマップから見る副業トレンドの変化

優秀な副業人材に月40~50時間業務を依頼できるサービスを提供しており、毎年「副業系サービス カオスマップ」を発表している株式会社シューマツワーカー CEOの松村 幸弥 氏をゲストにお招きし、副業のトレンドをお話しいただきました。

▼シューマツワーカー
https://shuuumatu-worker.jp/

副業市場には3つのトレンドがあります。
・ジャンルとしては「副業社員型」「配信・発信型」「ギグワーク」の3ジャンルが伸びている。
・上場する副業サービス企業も増え、副業が市民権を得る時代に着実に向かっている。
・副業系サービスの登録はコロナ以降も増加。

#ギグワークとは?
スキマ時間を利用して働くこと

コロナウイルスの影響により、テレワークがメインになる人やおうち時間が増えました。
余暇時間を利用して副業を始める人、経済的な不安から副業を始める人、さまざまな背景から副業人材が増えていると考えられます。

さらに、企業側の副業人材活用についてもお話しいただきました。
特に中小企業では、コロナの影響によりDX(デジタルトランスフォーメーション)が目下の課題になっています。しかし優秀な人材が確保できず、DXを進められていないのが現実です。そこで、副業人材を求める動きが出てきました。

副業が当たり前になると、
企業はIT人材の確保ができ、DXを進めることができます。
労働者は企業や行政に依存することなく自律が進み、結果働きがいを醸成することができます。

副業によって自分が大事にしたいものを優先した理想の人生を生きることができる、とお話しいただきました。

##副業提供サービスの今

副業サービスが増えている中で、登録している層や活躍はどのようなものなのか。
実際のお話しをソーシャルセールスサービスを提供する株式会社Saleshub 代表取締役の江田 学 氏と国内初の複業マッチングサービス株式会社ココドル 代表取締役の櫻井 颯 氏、パーソルワークスイッチコンサルティングの宮崎によるクロストークを行いました。

▼Saleshub
https://saleshub.jp/

▼#Me(ハッシュミー)
https://hashme.work/

Saleshubの今

アポイントのセッティングをするというシンプルさから、30代〜40代の営業職が活躍中。
転職しようと思っていたが、副業をしてみたことで
周りを見たかったのだと気付き、本業の良さを再確認した、という登録者の実例も紹介いただきました。

#Me(ハッシュミー)の今

30代を中心に2,000名が登録しており、中には、正社員のような働き方をしている登録者もいるとのこと。企業側から大枠のミッションだけ伝えられ、あとは自分でアレンジしていくなど、自律と推進力がかなり求められる案件を担当する登録者もいるそうです。

2社のお話から見えてきたことは、
「企業側が副業者を求めている」という声がある一方でなかなか一歩踏み出せない…という企業もいるのが現状。
その中でも副業で活躍している人材の特徴としては、受け入れ企業に共感し本気で取り組める人、ということでした。

今後副業解禁する企業に対しては、ただ副業を許可するだけでなく、副業にもコミットすることで、成長を期待するということを伝えてみては?というアドバイスで締めくくられました。

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