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開催レポート:企業向け副業活用勉強会【第4弾】
~複業社員による地域活性と成長ポイントは?~

開催

全5回にわたる副業活用勉強会の第4回が2021年2月19日(金)に開催されました。

<副業活用勉強会とは?>
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が提供する、企業向け複業支援サービス『プロテア』が運営するオンライン・コミュニティ型イベントです。副業導入を企画・検討している企業人事のための、情報発信・情報交換を目的として毎月1回開催しています

##副業・複業はキャリア開発につながる

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社ワークスイッチ事業部/事業開発統括部 部長の成瀬より、副業のトレンドについて話がありました。

これからはメインの業務+αの ”副業” ではなく、
複数の仕事や活動に取り組む ”複業” がさらに増えていくと考えられています。
そして実際に複業実施者・未実施者のどちらも6割以上が「複業はキャリア開発につながる」と回答しています。

複業の効果を最大限に発揮し、キャリア自律を叶えるためには以下の3つを提供することが大切だと成瀬から紹介がありました。

⒈ 可能性を広げる後押し    →適切なインプット
⒉ 自己管理能力を高める    →過重労働防止
⒊ 副業による成長を可視化する →効果の可視化

管理するのではなく、成長支援の戦略として複業を認めていくのがこれからのトレンド。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は複業促進によるキャリア自律支援サービス「プロテア」で提供していきます。

▼プロテア
https://www.persol-pt.co.jp/protea/

##Withコロナ時代の大企業人材の新しい働き方 “地方×副業” のススメ

株式会社みらいワークス Glocal Mission Jobs 編集長/ディレクターである高橋 寛氏をゲストにお招きして、地方×副業をテーマにお話しいただきました。

▼Glocal Mission Jobs
https://glocalmissionjobs.jp/

どうしても都市部に人材が集まってしまうのが現状です。
しかし、地方経済圏にもポテンシャルがあります。
GDPの過半数、61%は地方経済圏が支えているのです。
地方創生は課題として語られることも多いですが、むしろ希望なのだと高橋氏は主張します。都市部で歯車として働いていると感じるのであれば、心臓として働くために活躍のフィールドを地方に求めるのも選択肢のひとつではないか、とご提案いただきました。

新型コロナウイルスの影響もあり、30〜40代の地方で働く関心は上昇傾向にあります。
移住・転職するとなると家族の説得やライフスタイルの変化があり、どうしてもハードルが高くなります。
地方への移住を伴わない副業から始めることで、地域貢献や移住への一歩を踏み出すことができるとのことでした。

一方で地方企業側としては優秀な副業プロ人材を採用することができることがメリットとして挙げられていました。

企業にとって人事戦略として副業を解禁することは、自社の社員の成長だけでなく
地方経済にも繋がるというお話しをいただきました。

##複業事例紹介

実際地方企業で複業するってどうなの・・・?
都市にある企業で働きながら、地方でも活躍されている方々を3名お呼びし、リアルなお話しをお聞きしました。
パーソルイノベーション株式会社イノベーション推進統括部 Loinoユニット 事業責任者 野垣 雄次氏、パーソルキャリア株式会社人事本部 組織・人材開発部/一般社団法人チームババヘラ 理事 小松 由氏、パーソルキャリア株式会社転職メディア事業部 エリア統括部 中部営業部/NPO法人MEGURU 代表 横山 暁一氏、そしてモデレーターのパーソルワークスイッチコンサルティングの宮崎を交えた4名でクロストークを行いました。

▼Loino
https://pre-register.loino.jp/

▼チームババヘラ
https://www.facebook.com/teambabahera/

▼NPO法人MEGURU
https://www.facebook.com/shiojiri.jinjibu/

平日はパーソルグループで勤務、土日や平日の朝夜にもう1つの活動をするなど
時間をうまくやりくりしながら活動されているそうです。
リモートでも気持ちよく働ける関係性作りは大事にしているとのことでした。

今までの経験が地域での活動に生かされ、地域での経験はパーソルグループでの活動に生かされるのを感じるそうです。
自分が関わる活動を通して、地域が元気になっているのが目に見えると、
どんどん変えていけることがある、貢献できることがあると感じるとのことでした。

複業を通して得られた効果としては以下のような声がありました。
・上司・部下の2つの立場を同時に経験するので、お互いが求めていることがわかり、 コンビネーションがよくなった
・学ぶ機会が減っていたが、学び直しができたことで越境学習になった
・まったく異なる業務を通して、広い視野を持てるようになった

自分の成長とともに、地域の成長も進む。
地方×副業には底知れない可能性がありそうです。

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