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POSから電子タグまで!レジオペレーションの現在と未来

レジオペレーションの基本的な流れと役割

小売業やサービス業にとって、レジオペレーションは全体のうちでかなりの割合を占める重要な業務です。特にコンビニ業界ではレジ打ちの効率化と簡略化が最優先課題とされており、タブレット型POSシステムの導入など、さまざまな企業努力が日々重ねられています。
世界初のレジスターが開発されたのは1878年のことです。当時、米国でカフェを営んでいた実業家の発案によるものとされ、この頃はまだその都度手動で作動させるタイプでした。電力を使わない非常にシンプルな構造のため、打ち込まれた金額を表示する機能以外には何もつけられていませんでしたが、それまでは紙や帳簿で計算するしかなかった取引の金額が機械的に視覚化できるというのはとてつもなく画期的な発明でした。その後、複数の取引を記録できるタイプやレシートを自動で発行できるタイプなど、より複雑な機能をもったレジスターが実用化され、店舗側にとっても顧客側にとっても利便性が向上しました。
2000年代以降になると、POSシステムの導入が積極的に進められるようになります。「Point Of Sales」の略であるPOSを活用することで、顧客の購入履歴を数値的に分析し、将来のマーケティングに取り入れることができます。POSシステムの浸透によって、単純な機能しかもたないレジスターは役目を終えた、と指摘する声すらあります。
システムの進化によって、レジオペレーションにおいて求められる業務は大きく変わりました。特にPOS導入による変革は劇的なものがあり、現場にとってはレジ打ちがスピーディーにこなせるようになったメリットが大きいようです。
レジの完全自動化など、レジオペ業務は今後もさらに変わっていくと見られています。そうした変化の潮流のなかでそれぞれの企業がどのような対策を立てていくのか。ビジネス的な視点からも注目する必要があります。

レジの完全自動化はレジオペレーションに何をもたらすか

POSシステムの次世代の革命的なものとして注目されているのが「レジの完全自動化」です。現在のようにその都度会計処理をする必要がなく、商品をレジに通さずに支払いを完了できるというシステムがもはや遠い世界ではなくなっています。現在でもすでに一部のコンビニチェーンや大手ネットショッピングサイトなどが試験的に導入しており、今後にむけた改善点が水面下で検討されています。日本独自のシステムとして全自動レジロボットが開発され、関西エリアを中心に実際の店舗で導入が進められています。
レジ完全自動化の最大のメリットは、効率化です。携帯端末にクレジットカード情報などをあらかじめ記録しておけば専用ゲートを通過するだけで支払いが完了するため、会計処理を格段にスムーズに行うことができます。また、人件費の削減につながるのも企業にとっては大きな利点です。レジ担当のスタッフを置く必要がなくなるわけですからその分人員を減らすことができますし、優秀なスタッフをより高度な業務に配置することができます。
顧客側にとっても、レジの自動化はうれしいシステムです。混雑する時間帯でも会計に時間を取られることがないため、不必要なストレスを避けることができます。
一方で、早急な自動化にはいくつかのデメリットも指摘されています。第一に挙げられるのは、心理的な悪影響です。スタッフと顧客がじかに接する機会であるレジを自動化することによってサービスから人間味が失われ、買い物そのものの楽しみが半減するのではないかと懸念されているのです。また、買い物に介助が必要な高齢者や障がい者への対応も今後の検討材料として挙げられています。

未来のレジオペレーションをささえる!RFIDタグという発想

レジの完全自動化を実現するうえで不可欠となるのは、RFIDタグというテクノロジーです。「未来のバーコード」とも呼ばれるこの技術を応用すれば、商品に取りつけられた電子タグの情報をはなれた距離からでも読み取ることができ、高速道路のETCのように専用ゲートを通過するだけであっという間に会計を完了させることができます。
RFIDタグと従来のバーコードとの決定的な違いはスピードと効率です。RFIDタグが革新的なシステムとして高く評価されるのは、データの容量の大きさと処理効率の高さに理由があります。これまでのバーコード型情報記録システムでは商品をひとつひとつレジに通さなければならず、混雑時には顧客側にも多大なストレスが発生していました。その点、RFIDタグであれば一度に複数のタグ情報をスキャンすることができ、なおかつ何らかの干渉物がある場合でもタグそのものが極端に汚れていないかぎり問題なく情報を認識できるため、例えば、搬送されてきた商品を梱包された状態のままRFIDタグによって登録することも可能になります。将来的には、現在のようにICカードなどをスキャンする必要さえなくなり、駅などでも改札を通るだけで電車に乗ることができる時代が訪れるかもしれません。
画期的な情報処理システムとして注目されるRFIDタグにも改善すべき点はいくつかあります。小売業が導入するにあたっての一番の障壁はやはり、コストの高さでしょう。RFIDタグの導入コストは現在のところ、1個あたり100円程度と言われています。そのため、コンビニチェーンなど、商品原価が100円を下まわるような業界では導入に時間がかかるだろうと予想されています。また、RFIDタグは精密機器のため水分や極端な圧力に弱く、商品の表面に取りつけると破損する恐れがあります。
世界的に見てもレジオペレーション業務は大きな過渡期を迎えており、バーコードに代わる新時代の画期的なテクノロジーの開発が強く求められています。日本国内でRFIDタグが本格的に導入されるかは今後数年間の企業の取り組みに大きく左右されると予想されます。