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エンドツーエンドの自動化ソリューションに向けた新製品。UiPathの新たな挑戦②

パートナーソリューション本部 本部長 中薗直幸氏

2019年10月30日にイベントを開催し、新製品や今後のグローバル戦略について発表したUiPath。「A Robot for Every Person」というビジョンを掲げ、「ハイパーオートメーション」を推進していく方針を打ち出したことを前回の記事でお伝えしました。

後編では、前回と同様にUiPath株式会社パートナーソリューション本部本部長の中薗直幸氏と、同社マーケティング本部プロダクトマーケティング部Head of Product Marketingの原田英典氏に、新製品の内容についてお伺いします。

UiPathの、エンドツ―エンドの自動化ソリューションに向けた新製品に要注目です。

ユーザーの声をもとにした広く深いフィードバック


――まず、新製品を開発した背景について教えていただけますか。

中薗氏:おかげさまでここ1年くらいの間、ユーザー様が非常に増えておりまして、ユーザー様に対するフィードバックとして、ご自身でイノベーションを加速出来る環境を提供したいと考えました。

これまでユーザー様からいただいていた、「RPAのコアの部分を拡充して欲しい」「自動化開発をより簡易化して欲しい」という声に応えるため、今回「UiPath Studio」「UiPath Orchestrator」「UiPath Robot」の機能を深化させ、向上させています。

原田氏:どの業務を自動化したら良いか分からない、自動化にはどのくらいの効果があって、創出した時間で何をすれば良いか分からないという声もよくいただきます。
この課題を解決するために、従来の「UiPath Studio」「UiPath Orchestrator」「UiPath Robot」で行う「開発」「管理」「実行」のカテゴリーの幅を広げ、最初に「計画」、最後に「協働」と「測定」というプロセスを追加しました。

「UiPath Studio」「UiPath Orchestrator」「UiPath Robot」の深化


――既存の製品である「UiPath Studio」「UiPath Orchestrator」「UiPath Robot」を深化させたということですが、特に注目すべき点について教えてください。

原田氏:現場での活用を想定した「SutudioX」が2020年1月以降にリリースされることです。従来の「UiPath Studio」は変数や型といった概念を理解している必要がありましたが、「StudioX」はそれらを理解していなくても使うことが出来、より直感的な操作でロボットが開発出来るようになっています。

それから「Orchestrator Cloud Platform」ですね。ロボットが増えてくると管理する必要がありますが、従来の「UIPath Orchestrator」は構築が大変というところがネックになっていました。

「Orchestrator Cloud Platform」はサインインするだけで簡単に使えるので、ロボットが増えてきたけれど「UiPath Orchestrator」を導入するか迷っているという小規模から中規模のお客様に特におすすめです。

>>【参考】UiPathとは? 始め方〜機能まで徹底解説

「計画」「協働」「測定」プロセスを構成する新製品

マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 Head of Product Marketing 原田英典氏

――今回新しく追加された「計画」「協働」「測定」プロセスを構成する製品について、具体的に教えてください。

原田氏:「計画」プロセスは「Explorer Expert」と「Connect Enterprise」です。これらによってPC上で行う作業を順番に記録し、作業についての解説を書き込むことが出来ます。また、業務を自動化した際の効率を比較することも出来るため、これまで時間がかかっていた自動化する業務の選定プロセスを一気に加速させることが出来ます。

「協働」プロセスでは、人間とロボットが連携して作業を行うことを実現しています。「Apps」を使えば、人間のタスク管理を行ったり、ロボットからユーザーへ承認や情報インプットを依頼出来ます。


「測定」プロセスを効率化させるための製品は「Insights」です。様々な情報を集計・可視化し、AIによって目標が達成可能かどうかを予測することが可能です。ロボットの稼働状況を把握し、達成度を定期的に測定して次の取り組みにフィードバックすることが出来ます。

エンドツーエンドの自動化ソリューションに向けて

パートナーソリューション本部 本部長 中薗直幸氏

――従来の製品の深化に加え、新たに追加されたプロセスを使うことにより、エンドツーエンドの自動化に大きく近づきそうです。

中薗氏:RPAは業務改善の目的ではなく、手段でしかありません。大切なのはどれだけ業務改善を適切な形で行うことが出来るかということです。今回の新製品は、そのための大きな力になるだろうと考えています。

例えば、会社の中に業務改善にまったく興味がないという人がいたとしても、今回の新製品を導入することによっていつの間にか自動化の中に組み込まれているということが起こると思います。また、ただ自動化するだけではなく、自動化により創出出来た時間で何をするかというところまで考えることが出来ます。


単に自動化出来そうな業務を自動化するだけでなく、エンドツーエンドの自動化を実現させるために必要なのが、今回の新製品によって構成されるプラットフォーム化された自動化ソリューションだと考えています。

まとめ

今回の新製品は、ユーザーからの声に応える形で実現しました。既存の製品は今までより使いやすくなり、新製品はこれまで人が時間と労力をかけて行っていたことを代替する機能を備えています。

UiPathは非エンジニアには操作が難しく、ロボットを管理する難易度が高いというイメージがあったかもしれませんが、そういった課題を克服したと言えるでしょう。

2020年上半期には出揃う予定という新製品と、それによって実現可能となるエンドツーエンドの自動化ソリューションの登場に期待が高まります。

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