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【UiPath 開発者向け】美しいロボットの作り方 vol.05
知ってると便利![ワークフローファイルの呼び出し]アクティビティ

RPA開発者の皆さんお疲れ様です。
皆さん、美しいロボットは作れていますか?

プログラミングにおけるいわゆる美しいとは、ソースコードの書き方が統一されていて他の人が保守しやすいように整理されていることを指します。 さて、RPAにおける「美しい」ロボットとは何でしょうか?
アクティビティ数が少ない、処理が速い、止まりにくい、他部署へ展開しやすい…。いろいろな観点がありますが、ここでは「見やすさ」という点に注目したいと思います。「見やすさ」というのは保守のしやすさや、他の人が理解しやすいことを指します。
ロボットの引継ぎや自作のロボットを久しぶりに見たとき、処理が見やすいと理解や説明にかかる時間を短くすることができます。

本コラムでは弊社研修でよく質問されることを中心に、美しいロボット作成のヒントをご紹介していきます。
前回は「何が違うの?Excel関連アクティビティの使い分け」をご紹介しました。
>>【UiPath 開発者向け】美しいロボットの作り方vol.04~何が違うの?Excel関連アクティビティの使い分け~

[ワークフローファイルを呼び出し]とは

今回は、[ワークフローファイルを呼び出し]アクティビティについてご紹介します。
開発をしていて、ワークフロー内に同じ処理を何度か記載した経験はありませんか?
このような場合、[ワークフローファイルを呼び出し]を使用することで、処理を共通化させることができます。

例を挙げて、[ワークフローファイルを呼び出し]を使うとどのように処理が変わるのか確認してみましょう。

例題:ある申し込みサイトに入力された情報について、全角文字のチェックを行う。
仕様:
全角文字かどうかのチェックを行う項目
・お名前(姓)
・お名前(名)
・住所

申込サイト例

[ワークフローファイルを呼び出し]を使用しない例



上の図は[ワークフローファイルを呼び出し]を使用しないで例題を作成したものです。
ここでは、対象項目の数だけ全角チェックを何度も記載しなければなりません。
これには以下のようなデメリットがあります。

[ワークフローファイルを呼び出し]を使用する例


[ワークフローファイルを呼び出し]を使った場合は、その都度同じ処理を記載する必要がなくなり、すっきりします。
上の図のように処理を変更することで以下のようなメリットがあります。

[ワークフローファイルを呼び出し]にて設定する引数について

ここからは、[ワークフローファイルを呼び出し]を使用する際に設定が必要となる「引数」について少しご説明します。
引数とは別のワークフローファイルを呼び出して処理を行う上で、必要となる値を渡したり、処理結果を受け取るための変数のようなものです。
引数には、以下のように”方向”を設定する必要もあります。

・呼び出し元から呼び出し先へ値を渡す場合、方向は”入力“
・呼び出し先から呼び出し元へ値を渡す場合、方向は”出力“


このように[ワークフローファイルを呼び出し]を使用する際に引数を使用することで、呼び出し元/先のワークフローの間で、値の受け渡しをすることが可能となります。

まとめ

今回紹介した[ワークフローファイルを呼び出し]を使うことにより、処理を集約化させることで管理や保守が容易になる、他の自動化業務で同じ処理が存在する場合は作成したワークフローファイルを流用できる、など開発者の目線として嬉しいことがたくさんあります。
初めて使うときは引数の受け渡し設定が難しいと感じるかもしれませんが、メリットの多いアクティビティなのでチャレンジしてみてください。

次回は番外編として、開発時に役立つ開発ルールについてご紹介します。



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