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RPA導入成功の鍵は現場スタッフ! 人材育成における3つのポイント

左:株式会社ロジスティクス・ネットワーク 立岡伸介氏
右:株式会社ロジスティクス・ネットワーク 米澤愛理氏

ニチレイロジグループにおけるRPA導入事例をご紹介する記事の後編をお届けします。
前編では、
・RPA導入前に全国で社内セミナーを行うことで下地を作る
・RPAに興味を持った女性社員を対象にした合宿を実施
・ロボット開発まで可能なRPA人材を自社の学習コンテンツで育成
上記をポイントとして紹介しました。


【前編はこちら】社内セミナーで下地を作る。現場を巻き込むRPA導入のコツとは?【ニチレイロジグループ事例①】



後編ではRPA人材の育成方法についてご紹介します。ロボット開発のための研修内容、自動化する業務の共有・可視化方法、モチベーションを維持するために必要なことなど、RPA導入における人材育成で重要ことばかりです。
お話を伺ったのは前編と同様に、
株式会社ニチレイロジグループ本社 業務革新推進部長 北川倫太郎氏
株式会社ニチレイロジグループ本社 業務革新推進部マネジャー 野澤匡史氏
株式会社ロジスティクス・ネットワーク 経営企画部マネジャー 立岡伸介氏
株式会社ロジスティクス・ネットワーク BPOセンター主任 米澤愛理氏
です。
社内の人材育成がうまくいかなくて悩んでいるという方は、ぜひご覧ください。

充実した実践的な研修制度

── 合宿に参加された社員の方たちは、現場に戻ってからは一人でロボットを開発することになると思うのですが、サポートはどのようにされていますか。

立岡氏:日常業務を行いながらロボットを開発するのは難しいので、全国各地に研修場所を設けて今度は開発サポートの研修として参加してもらうようにしています。開発サポート研修には自動化したい業務を各自持ってきてもらい、講師に聞きながら開発を進められる仕組みです。
実習としてロボットを開発する場を設けて、悩むところが出てきたらその悩みを解決する。
こういった研修をほぼ毎週、全国各地で開催しています。

情報共有ツールの活用

株式会社ニチレイロジグループ本社 北川倫太郎氏

── 情報共有ツールを使われているとお聞きしたのですが。

北川氏:全社の業務革新プロジェクトの一環として2018年の3月に「Teachme Biz」という情報共有ツールを導入しました。当初は、RPAの自動化ではないところで利用していたツールなのですが、動画キャプチャーが簡単に撮れるので、RPAで自動化したい業務の記録に活用することになりました。
研修の時にチームで自動化したい業務について発表し合う時も、動画を見せれば簡単に説明できますし、シナリオを作り始める前においても、動画を見ながら説明すると手順を整理することができます。今では、研修は全てこの方法で行っています。

立岡氏:例えば研修をする時、自動化するものを決めるのに半日ぐらいかかっていたのが、自動化したい業務を「Teachme Biz」に動画で上げてもらえば、クラウドなので簡単に共有ができ、講師の事前準備もスムーズになりました。

モチベーション維持のために必要なこと

株式会社ニチレイロジグループ本社 業務革新推進部マネジャー 野澤匡史氏

── ここまで充実した体制作りができている理由についてお聞かせいただけますか。

野澤氏:会社として働き方改革を成し遂げなければならないという意識が一番大きいと思います。

北川氏:残業を減らしたり有給取得率をアップさせるためには、社員が休んだ分を補う労働力が必要です。しかし、人手を増やすことは簡単にはできません。そこで、代わりとなる労働力としてRPAを導入しました。

── RPA導入で成果を上げていらっしゃるなかで、業務改善に対する社員のマインドは変化していると感じますか。

立岡氏:RPAを通して社員のマインドは間違いなく変わっています。研修にも社員が自発的に参加していますし。それはやはり、ロボットを作りたい、今の業務を変えたいと考えているからだと思うのです。ロボット開発のスキルレベルはさまざまですが、RPAで業務を改善していきたいというところに関しては、共通だと思いますね。

── 今後チャレンジしていきたいと考えられていることはありますか。

北川氏:大規模なロボット管理体制への移行を見据えた上で、WinActor Manager on Cloudの導入を検討しています。OCRとの連携についても検討中です。社員が自動化の効果を実感できる規模にまで持っていきたいですね。

── 貴重なお話をお伺いさせて頂き、ありがとうございました。

まとめ

今回の事例では、RPA導入における人材育成を次の3点により成功させたことがわかりました。

 ・開発サポートのついた、段階的に学べる研修プログラム
 ・情報共有ツールの活用による、自動化する業務の可視化と共有
 ・業務改善に取り組もうとする全社的な姿勢

 自社で取り入れることのできる部分を見つけて、RPA導入を推進させましょう。

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