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自社に合ったRPAツールを選ぶために必要なこととは?
注意すべきポイント②

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 相田顕信氏

RPA推進をスムーズに進めるためには、どのRPAツールを選んだら良いのでしょうか。 前編に続き、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 RPA導入支援部ゼネラルマネジャー 兼 RPAエバンジェリストの相田顕信氏に、RPA推進をスムーズに進めるために必要なコツについて伺いました。

RPAツールを選択するための具体的な方法について知りたいと考えている担当者の方は、ぜひ参考になさってください。

RPA推進をスムーズに進めるための代理店選び

── 相田さんはパーソルプロセス&テクノロジーのRPA事業立ち上げ時からの中心的存在ですが、RPA推進をスムーズに進めるためのツール選びのコツには、どのようなことがあるとお考えですか。

相田氏:ツールを販売している代理店があるのですが、どこの代理店を選ぶのかは重要です。会社の事業方針と照らし合わせて、サービス内容と強みが合っている代理店を選ぶのが良いと思います。
思いつく代理店にひと通り連絡してみて、リアクションが早いところにまずは相談してみることをおすすめします。リアクションが遅いとその後の対応も鈍化することが多いので、そこは見極めるポイントの1つですね。


今はどこの代理店も忙しいので、新規の対応は特に後ろ手になりがちです。その状況で、真摯に早め早めの対応をしてくれる代理店は信頼出来ると思います。そのようにして選んだ代理店に話を聞いてみて、価格が予算に合っていることや親身になって協力してくれそうな姿勢が確認出来たら、どのツールが自社に適しているかを聞いてみると良いでしょう。


── 特定のツールに強い代理店といくつかのツールに精通している代理店のどちらに相談するのが良いでしょうか。

相田氏:ツールの選定について相談するのであれば、複数のツールを扱っている代理店がベストだと思います。それぞれの違いが分かっているので、最も適したツールを提案することが出来ます。
また、限定的な使い方をするのであれば1つのツールで問題ないと思うのですが、より汎用的に使うとなると、複数ツールの使用を検討する方がパフォーマンスの向上が期待出来る場合があります。そのような意味でも複数のツールに精通している代理店に相談することが望ましいと考えています。
ツールごとの機能差や価格差について明確に語ることが出来、かつ、どのようなところが得意領域なのかを理解出来るようにしてくれる代理店が理想ですね。

デザインの重要性


── 他には、ツール選びで重視した方が良い点はありますでしょうか。

相田氏:事業部立ち上げ当初、あるアパレルメーカーにRPAの営業に行ったのですが、デザインが気になると言われました。
そのことをきっかけに、機能性ももちろん大切ですが、見た目やイメージが好みかどうかもツール選びにおいて重要なのではと考えるようになりました。RPAツールはシステムと違い、ユーザーが目にし続けるものなので、触っていたいと感じるデザインであることは大切です。

あとは、デザインのもととなる考え方ですね。PCの場合も一緒で、Macユーザーの方はAppleの考え方が好きで使っていらっしゃる方も多いと思います。ソフトウェアもどのような会社がどのような思想で作っているのかということは大事だと考えています。

RPAツールの強みで比較する


── 最近はRPAツールの種類がとても増えてきています。今後、選ぶのがより難しくなると思うのですが。

相田氏:汎用の中でも得意不得意があるので、メジャーなツール、日本でシェアの高いツールに関しては比較してみるのが良いと思います。特化型のツールもありますので、その辺りも良く見ていく必要があります。それぞれの強みを認識して、比較出来るといいですね。

>>【参考】 【全128サービス】2019年度版のRPAカオスマップ公開!


まとめ

複数のRPAツールに関する知識を備えた代理店に相談することで、自社に最適なツールを選ぶことが出来ます。また、機能だけでなく、使い続けたいと思うデザインかどうかということも大切です。

ツール選びがスムーズに進むと、RPAの推進もスムーズに進みます。専門家に相談するとともに、それぞれのツールにはどのような強みがあるかについても理解しておくようにしましょう。

RPAツール選びに関するご相談は
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