大手IT企業にて、モバイルWiFiのテクニカルサポート業務を行っています。回線に障害が発生した時や、接続ができなくなった場合など、問題が発生した場合のトラブルシュートが主な業務です。私が担当しているのは、簡単に解決できない、より複雑な事象に対応する業務。他の部署よりも非常に専門知識を求められ、難易度が高いプロジェクトです。「モバイルルータが突然つながらなくなった」と一口でいっても、考えられる原因は1つではありません。そこで、接続ログや設定値などを見て、どのような原因でそのような不具合が発生しているのか、仮説検証をしながら原因追求していきます。チームで配属されているため、すべて1人で答えを出すというよりは、経験豊富な先輩にも相談しながら、様々な知識やノウハウを吸収し、最適な回答をするように心掛けています。日々、責任の重大さを感じながら、スムーズな解決を目指して仕事をしています。

学生の頃に抱いていたITエンジニアのイメージは、新しいモノを創る仕事でした。当初、配属された時は、正直なところ希望とは異なる仕事だという思いがありました。理想と現実とのギャップに当初は少しモヤモヤしましたが、実際に仕事をしていくうちに、自分が行っている仕事は、不可欠な存在であることを認識し、トラブルの原因を探って答えを出す過程に面白さを見出せるようになりました。回線トラブルに対して、自分が立てた仮説が的中し、原因をすぐに特定できた時は、大きなやりがいを感じます。また、この仕事を通して、問題特定能力、問題解決力、そして相手に正確に伝えるコミュニケーション能力が磨かれています。学生の頃に見えていた世界だけがすべてではないこと、知らないことでも何でも挑戦してみることの大切さを実感しています。
また、やりたいことを挑戦できる柔軟な風土もあり、「こんなスキルを磨きたい」と発すると、すぐに先輩が勉強会の場を設けてくれたりします。ただし、自分が何も発しなければ、新しいことは何も起こりません。受け身になりすぎず、自分の意思を伝えることが大切です。

内定者時代に考えていた「面白い社会」の実現という想いは、社会人になり、より強くなってきました。日本は、まだ新しいことに挑戦しにくい国だと感じています。その要因の一つとしては、失敗に寛容ではない空気があるからだと思います。私は、そのような状況を変え、新しいことに挑戦する人を増やしていきたいです。具体的な方法はまだ模索中ですが、失敗を恐れずチャレンジできるような世界を創っていくために、まずは私自身が成長しなければなりません。まずは、現在の仕事をより高いレベルで行うことです。問題解決力やコミュニケーションに磨きをかけることはもちろん、優秀な先輩社員からも色んなことを吸収していきたいと思っています。そして、より専門的な分野や上流工程を担当できるように成長したいです。また、Web系のプログラミングやデザインにも興味があるため、ゆくゆくは挑戦していきたいと考えています。興味を持ったことには可能な限りチャレンジをして、力を身に付けていきたいです。